五人の王子に仕えしは



 相変わらず面倒だなこの人。



 そんなこんなで学校の門が見えた。



「あ、ゲリラ小鳥遊と篠崎様が来た!!」

「突撃じゃああああ!!」

「いくわよ!」

「おおおおおおぉ!!」



 またきたー。


 ていうか突撃じゃーとか言った人いたよね今。荒ぶりすぎじゃないか? 大丈夫?



「うわ、来たぞ小鳥遊! よし、ずらかるぞ!!」

「え、ずらかる? って、ちょ、引っ張んないでよぉ!! ぎゃあぁ!」



 どこへ連れて行かれるのか。
 引っ張られるがままに、私は流れていった。






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