五人の王子に仕えしは



「良いとこだろ?」

「……うん、そうかも」


 風も良く来る。どうやらさっきの女の子達は上手くまけたようで、声は聞こえなかった。


「ここ、やっぱサボりで良く来るの?」

「……ん、まあそれ以外にも。ここ、良く野良猫来るんだぜ!」

「ほんと!?」

「うん。白いやつ」

「わあ、良いなあ! 私も見たい!」

「5限サボると良く居る」

「…………」



 それ、サボらなきゃダメなのかなあ。




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