五人の王子に仕えしは
でもね、本当にサボりなんだ。
「ううん。違うよ神崎クン。本当にサボり。そう言ってくれるのは嬉しいんだけどね」
神崎クンって何気に私がサボってない事知ってたんだなあ。
まあクラスメイトだから当たり前なのかなぁ?
「……何かお前、ちょっと様子おかしくないか?」
「…えぇ? そうかな……」
「ちょっと面貸せ」
そう言い、神崎クンは私に顔を近付けた……。
「ひゃっ」
コツン。
「……なんか、やっぱ熱いぞ、お前」
「熱い……うん、確かに熱い、かなあ」
さっき熱かったのも、そのせい?