五人の王子に仕えしは




 そうして、保健室に着いた。

 もう、チャイムは鳴り終わっているため、二限は始まっている。


 ……神崎クンと二人で居なくなったら、一部の女子は発狂するんじゃないかな。



「先生、ベッド借ります」

「はーい。いかがわしい事には使わないでね?」

「使いませんよ。今日は」



 今日はだと?

 そう突っ込む気力は無かった。あー、やっぱ熱かも。

 なんかふわふわする。




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