五人の王子に仕えしは
いやいや、そんな事したらほんとおかしな人でしょ奏君。
……いや、でも考えてみれば奏君って元からおかしな人じゃん。
「ど、どうしよう」
寝てる気分でも無いしな。
暫くベッドでごろごろしていたが、退屈過ぎてかなわない。
「……よし」
抜け出そう。保健室。
まあ、奏君心配しそうだったら2限終わってくるまでに帰ってくれば良いわけだし……。
ただ、このまま保健室にいるのは嫌だ。
暇なんです。
面倒も嫌いだけど暇も嫌いなの。