五人の王子に仕えしは
「……お前、」
「はい?」
「何か勘違いしてないか?」
え、勘違い?
柏崎君が呆れたように私を見ている。
え、えっと?
「お前、俺が趣味でスリーサイズ聞いたと思ってんだろ」
「え、違うの」
「……バカじゃねぇの」
カチン。
何よ、そこまで言わなくたって良いじゃん!!
「俺がお前みたいな幼児体型に好き好んでスリーサイズなんか聞くかよ」
「………!! うわ、最低!!」
柏崎君はハッと私をバカにするように笑った。