五人の王子に仕えしは
「……幼児なのは体型だけにしとけって」
「うるさい!!」
ほんと失礼だな!
一番失礼だよ!
私は立ち上がりビシッと柏崎君を指指した。
柏崎君は、ナンダコイツ、と言いたげに私を見ていた。
「見返りをくれない限り一生あなたをを恨みます!!」
「良いよ」
ずこっ。
……思わずコケそうになった。というかコケた。
さらりとし過ぎているこの人。
確かに、私が恨むだけじゃ効果薄いかもしれない。