五人の王子に仕えしは



「うるせぇ黙れ」

「バカ!!」



 私は近くにあったハサミをぶん投げて被服室を飛び出した。

「うおっ……お前、殺す気か!!」




 知らん!
 そんなの知らん!!



 私は走って保健室に戻ってベッドにダイブした。




「っはあ、はあ……、はあ」



 絶対熱上がってる。


 水が飲みたい……。







< 149 / 366 >

この作品をシェア

pagetop