五人の王子に仕えしは
私はコップを持って、入り口近くのベンチに座った。
「……先生」
「なあに?」
「……私、幼児体型ですか?」
我ながら凄い事を聞いていると思う。
「うーん……まあ、普通の子よりは発育が遅れてるかもしれないけど、そういうのには個人差があるからねぇ」
「……やっぱ幼児体型なんですよね…」
これは落ち込む。
……だってくれちゃんとか凄いグラマーだもん。
ちょっと私に、それを人並みになるまで分けて欲しい。