五人の王子に仕えしは




 ふう、なんか安心したら少し頭の痛みが引いた気がする。


「せんせ、熱計って良いですか?」

「どうぞー」



 先生の了解を貰い、私はいくらかワイシャツのボタンを外すとカウンターの体温計を脇に挟んだ。


 暫くしてピピピと音がして、確認すると七度四部。
 微妙だなあ。


 まあ、でもどうせだからもうちょっとベッド借りよう。





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