五人の王子に仕えしは




――――……





ガラガラッ!!



「……っわ」



 私は、勢いよく開かれた扉の音により目を覚ました。
 奏君、来たのかな?


「せんせー……、だるい、頭痛い、気持ち悪い、目眩がする、熱い……」


「わ、ちょっと大丈夫?」


 勢いよく開かれた扉とは裏腹に、入ってきた本人の体力は限界みたいだ。

 どうやら奏君では無いらしい。



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