五人の王子に仕えしは




「ちょっと、熱中症?」

「んー……」

「こんな時期に熱中症なって、夏本番どうするのよ。二時間連続の体育の授業は特に水分補給でしょ?」

「んー……」



 てか、この声花折君じゃない?


 まだ授業終わってないって事は、私10分くらいしか寝てないのか。

 そう思い時計を見ると……。




「え」



 もう4限が始まったところだった。

 顔がさあっと青くなる。





< 159 / 366 >

この作品をシェア

pagetop