五人の王子に仕えしは
――――――
「…………」
「笑っちゃったね花折君」
今更我に返っても遅いのよ。
花折君はもう笑い顔を私に見せてしまったのだからな!!
花折君はカーテンをしめて話さなくなってしまった。
先ほどまで爆笑していたのに、急にハッとした花折君は急に閉じ籠もってしまったのである。
「はっはっは可愛いなあ花折君は」
「……うるせ、」
「おい言葉遣い私先輩」
……そんなの花折君に言っても仕方無いか。