五人の王子に仕えしは




 ちょっと、何なの私。



「ふふ、本当に君の身体は……、君よりずっと素直」



 もどかしいなんて。


 春川さんはいたぶる様に私の耳を舐めたり、噛んだりして、その為に勝手に身体が動いて、恥ずかしくて涙が出そうになる。


「っ、う、ぁ」

「どんどん敏感になってきて……、ねぇ、もしかして、感じているの?」



 私もまるで、その先の快感を求めているみたいじゃん……っ!

 我に返った私は、力が入らない腕で必至に春川さんの胸を押す。




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