五人の王子に仕えしは





 因みに私の隣の席の林君も選抜である。


「林君も頑張ってね!」

「ん? おうっ」



 実は、林君はずっと私の隣の席で奏君の奇行を見ている為、奏君の性悪には気付いているのだ。


 しかし林君はなかなかに良いヤツなので、言いふらしたりはしない(ただ興味が無いだけかもしれないが)。



「林、俺の足引っ張んなよ?」


「神崎もあんまり、俺の足をなめない方が良いぜ?」



 最近良いコンビになってきている気がする、この二人。





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