五人の王子に仕えしは



 私の落ち込んだ様子を見てから、奏君は名簿を確認した。



「ふぅん……蓮とお前が、ねぇ」


「ど、どうしようー……」



 奏君は目を細めて紙を見てから、私を見た。


「変えてもらうか」

「え、本当に?」

「ああ、俺も不満なんだよ。んだよ騎馬戦って、ふざけんじゃねえ」




 わ、やった、嬉しい!

 良いとこあんじゃん、奏君!




 そうして、先生のところに向かった。






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