五人の王子に仕えしは




――――――





「ふぅ。凄い事になってるとは思ってたけど、まさか靴箱までもあの篠崎と共有してるなんてね……」


「へへ……なんかもう慣れちゃったけどね」



 今、丁度生徒玄関を抜けたところです。



 くれちゃんには、メールとかで私の色々な悲惨な状況を説明してきた為、彼氏が五人☆という状況の裏事情もバッチリ把握している。
 愚痴とかきいてくれるし!


 しかしあまり細かいところまで説明していなかったので、今私が和真君の靴箱から自分のスニーカーを取り出した事に驚きを隠せないようだった。



 まあ確かに、普通じゃないけどね……靴箱の共有とか。





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