五人の王子に仕えしは
「……はあ、ったくアイツラ、何考えてんだか」
くれちゃんには勿論奴らの悪癖も全て話したため、奴らへの苦手意識もわりと強くなっているみたいだ。
確か、くれちゃんと和真君はクラスが一緒だった気がするが、どうなんだろうか。
「イケメンの考える事は分かりませんなあ」
「あーあ、私篠崎とかは純真そうで良いヤツだと思ってたのに」
「そうなの?」
「三年間クラス同じだし」
あ、そうなんだ。