五人の王子に仕えしは
いや、でも……
「和真君は純真……だよ? わりと」
「っはあ!? 最近あんな変な色に髪染めたのに!? あんたこんなひっどい事されてんのに!?」
「え、う、うん」
変な色っていっても、少し明るめのコゲ茶色くらいだから……良いのでは?
あ、でも最近紅白のメッシュ入れてたかも……。
くれちゃんの勢いに圧されて、少し後ずさってしまった。
「はぁ、ったくあんたはほんとに……」
くれちゃんは眉間を押さえる。