五人の王子に仕えしは
「ねえ、和真君は私を貶める為に奏君と協力してんじゃないの? いつもファンが来なかったら、意味無いじゃん」
「え? ……あー、確かに」
和真君も私の言葉を聞いて少し首を捻った。
おいおい、そんな曖昧な定義で良いのか?
自分のやってる事の意味がぽわぽわしてるじゃん。てか、理解出来てないじゃん!!?
「なんつうか」
和真君は暫く唸って思案していたが、ふと思い付いたように口を開いた。