五人の王子に仕えしは



「お、俺だって、嫌いだなんて一言も言ってねえし!!」


 和真君も負けじと声を張る。


「ふふ、僕も鈴奈ちゃんの事は気に入ってるよ。可愛いし」


 と、さらに理将さんが続いて、私にニコリと王子様スマイルで微笑みかける。


 待って。待ってくれ。

 めちゃくちゃ恥ずかしいんだけど……っ!


 ていうか皆私の事嫌いだった
んじゃないの?

 あれ、そうだったよね?




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