五人の王子に仕えしは





 そんな中でも、全く興味無さげな柏崎君に自然と目が行った。

 ぎゃーぎゃーと煩い輪に混じりたくないという意志がはっきり見えるようだ。

 いつも通りの不機嫌な顔でスマホをいじる柏崎君。
 ふと視線が合ったと思えば、チッと舌打ち。


 ……なんなんだろう柏崎君って。




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