五人の王子に仕えしは
「鈴奈、教室でもいつも疲れた顔してんだよ。でも、どんなに疲れようが、お前との二人三脚成功させようってめっちゃ頑張ってんの。馬鹿みてぇだけど、それがアイツなんだよ」
「だからそういう綺麗事並べたような馴れ合いが嫌いなんだって、お前も分かってんだろ」
「お前がどうこうなんて関係ねえんだよ。鈴奈の気持ち……っつーか、頑張ってる奴のを無下にするなっつってんの」
俺も、アイツに会って変わった。
プラスの言葉もただの綺麗事だけじゃねぇって、分かった。