五人の王子に仕えしは





 いやぁとんだ災難だった。
 花折君は仕事があるらしく競技が終わってすぐ別れて、その後は女の子たちから羨望と憎悪の視線。


 代わりたいなら代わってあげたのに……だって私花折君の私物なんかじゃないし!


 取り敢えず疲れたので水飲み場に向かおうとしたが、水飲み場には多くの人が集っていたので到底飲めそうに無い。
 なので私はわざわざ人が集まらなそうな裏庭まで水飲みに向かう。面倒臭い事極まりない。



 校庭では次の競技が始まったようで盛り上がる声が聞こえた。





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