五人の王子に仕えしは
「言ったよな? 俺はお前を死ぬまで苦しめたいって」
「は、はい」
「お前は死ぬほどの苦痛を、俺達と付き合う事で肌に感じるんだ」
「ごめんね鈴奈ちゃん。僕はあまり乗り気では無いんだけど」
そう言い春川さんはニコリと綺麗に笑った。
それを見てコゲ…じゃなくて和真君は少しばかり引いている。
「女の感情が昂ると、極めて突飛な行動を取る事もある。分かるか」
「え、っと? ……あ!」
そういう事か……!
つまり、「小鳥遊は俺達の彼女」と言いふらし、逆上した一部のファンから私は制裁されると。
しかも5人、全員分のファンから。
……えっ。嘘でしょ。