五人の王子に仕えしは
Tea timeはお預け
〜Episode3〜
Tea timeはお預け
今日は、いつもより早く目が覚めた。ケータイを見れば時刻は6時00分。
優等生タイムじゃない?
昨日色々悩んでたから2時くらいまで起きてたんだけどなあ。
不思議に思いながらベッドを下りて、ぐしゃぐしゃとプリントを踏みつつ部屋を出た。
覚束ない足取りで洗面所につき鏡を見れば、憔悴しきった私の顔。
「……これは酷い」
取り敢えず顔洗おう。