五人の王子に仕えしは
「大きいな花折君」
「まあ……、一年の差なんて、あんま身長に……関係無い、です」
「あー…まあそうか、180cmくらい?」
「……ん、そんな無い。178……です」
「かわんないじゃん」
「和真先輩とか……一年の差があっても、俺より大分ちっさい、ですし」
いや和真君も170くらいはあるのでは。まあ、男子にすればそのくらいは普通なのかな……分からないけど。
「まあ君の不思議なキャラが掴めた辺りで私は怖いけど教室にいくよ」
「あー……、まあ、頑張ってください」
「くそ、他人事のように……」
「……え? 応援してあげてんのに……。それは、どーなんですか? ……貧乳先輩」
「は、はあああああ!? 酷! 酷!! 最低!!」
ずささ、と後ろに後ずさりながら私は戦闘体制。