五人の王子に仕えしは
もう神崎クンほんと嫌い……! 何でしかも得意気に笑っているの!?
「泣くなよ。どうした、鈴奈?」
そういい神崎クンは私の頭をポンポンと撫でる。因みに足はガッツリ踏まれている。
どうしたもこうしたもお前のせいじゃねぇか!!
「羨ましい、奏様に頭を撫でてもらってる!」
「はあん、代わってほしい……」
「でもあの不細工、不服そうな顔してるわ」
「物足りないって事!?」
「生意気ー」
……むしろやめて欲しいんです。