五人の王子に仕えしは
赤面ランチタイム
〜Episode4〜
赤面ランチタイム
キーンコーンカーンコーン……
4限の終わりを知らせるチャイムが響いた。
ひゃっほーう待ちに待ったランチタイム! 愛しのくれちゃんに会えるランチタイム! いぇーい!
完全に浮かれていた私はお弁当を片手にスキップで教室を出た。
因みに私はまだ靴下のままで歩いている。仕方無い汚いけど。
たまに滑りそうになりながらも愉快に私は廊下を駆け抜け……じゃない、スキップ抜けていた。
たまに、というかザラであるが、そんな廊下疾走少女はあまりにも突飛な為ナンダコイツ、イッツクレイジーガール! といった感じで見られる。いつも。
それでも構わない!
私には……行かなければいけない場所があるのだからな!
くれちゃん万歳。