五人の王子に仕えしは
私は一気に和真君の方に寄った。和真君に抱き着く勢いで寄った。
「わあ、なんだよっ!?」
和真君は驚いて赤くなっているがそんなのはどうでも良い。
「……司咲、お前小鳥遊に変なトラウマでも植え付けたか?」
「ああ……、えっと、胸揉んだら、走って……、消えました」
「やめて花折君やめて蘇らせないで!!」
あれは完全に私のトラウマになっている。
そう、私の右隣は花折君だったのだ。
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