五人の王子に仕えしは




 私は一気に和真君の方に寄った。和真君に抱き着く勢いで寄った。


「わあ、なんだよっ!?」


 和真君は驚いて赤くなっているがそんなのはどうでも良い。


「……司咲、お前小鳥遊に変なトラウマでも植え付けたか?」

「ああ……、えっと、胸揉んだら、走って……、消えました」

「やめて花折君やめて蘇らせないで!!」


 あれは完全に私のトラウマになっている。

 そう、私の右隣は花折君だったのだ。




< 79 / 366 >

この作品をシェア

pagetop