五人の王子に仕えしは
「……もう!」
私は諦めて、仕方なく見せてもらう事にした。
ほんとにしかたなーく。
「……おい机揺らすな」
「はあ? 仕方無いじゃんそんくらい」
「もっと丁寧にやりゃ揺れねえだろうが」
「なんで神崎クンの為に丁寧にやんなきゃいけないの」
「俺様の為に気を配るのは当たり前だろ」
今自分のこと俺様って言ったよこの人。異常だ。どれだけ自信あるの。
あと、これはあくまで小声である。
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