五人の王子に仕えしは
「ていうか、因幡生徒会長私の事知ってたんですね」
「今、小鳥遊の事知らないやつなんていないんじゃないか? ……何か、大変そうだな」
じぃーん。
「会長……好きです」
「ごめん彼女いるから」
「あ、はい」
地味にショックだ………!
因幡会長は気を取り直したように立ち上がると、今ここにいる生徒会役員+私に今日の説明をしている。
どうやら今日の仕事は体育大会のしおりの作成らしい。
レイアウトや形状などを、見易さデザイン性重視で考え、表紙は柏崎君に頼むらしい。
あのしおりって、いつもこんな真剣に作られてたのか。なんか感心する。