五人の王子に仕えしは



「お疲れー、皆。なんと明日の分の仕事も今日一日で終わりました!」


「おおー!」

 パチパチと拍手があがる。
 主に私の協力により終わったんだよ!

 神崎クンはつまらなそうに椅子に座っている。
 なんか酷い人間だな、この人


「じゃあ、今日は解散! 明日の生徒会は無くなったからよろしくねー」

 因幡会長の声で、生徒会役員はぞろぞろと生徒会室から出ていった。


「お疲れ、小鳥遊」

「ほんとにお疲れです私」

「いやあ、助かったよ。ありがとう」


 うう……怒ろうと思ってたのに笑顔でお礼言われちゃ敵わない。

「小鳥遊、生徒会役員になったらよかったのに」



 ……ならなくて良かった!!




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