輪廻転生
別れ、新たな旅立ち
年を越して、祐太朗は仲間を成仏させて消滅(転生)させることに、まずは坂本を成仏させるべく、坂本が生前について話した。坂本は自分と同じく犯罪に巻き込まれて亡くなっていた。加害者は25歳の男で殺人及び死体遺棄罪で懲役17年(求刑、懲役18年)の判決を受け確定し現在服役中であった。祐太郎「懲役17年か人の人生奪っておいてふざけてるよな、無期にもならないこの現実」坂本「終わったことだからさ悔やんでも仕方ないよ、それより私、マラソン大会で1位どうしてとれなくてさ、いつも同じ人が1位だった、必死に練習したのに大会直前で死んでしまった。リベンジ出来ると思ったのに私は1位の人の記録を抜ければそれで満足さ」坂本は生前1位の人が出したゴールタイムの更新を望んでいた、祐太朗は坂本の練習を支え、江崎もそれを見て協力した。江崎「手伝うぜ」祐太朗「江崎、転生に反対してたんじゃあ、あらがって」江崎「気が変わった、いつまでもこの世界に居ても、何の意味もないし」祐太朗「そうだな」、坂本は必死に練習し、20日後、祐太朗は影(1位の選手のリプレイ)を用意し本番に近づけた、中盤、影に3秒差を付けられるが後半で追い上げていった、タイムを計測、ついに1位の記録を7秒更新し逆転した。祐太朗「良かったな、亜理紗」坂本「あんた最高だよ、赤の他人の為にここまでやってくれるなんて、江崎リーダーも協力してくれてありがとな」祐太朗「転生後に会えたらよろしくな」坂本「こちらこそ、じゃあな祐太朗」祐太朗「あぁ」、坂本が消滅した。坂本は後に人間に転生した。