輪廻転生
歌手デビュー、加害者のその後
5月18日、22年前に横浜で起きた歌手デビュー直前の阿部祐太朗強盗殺人事件で無期懲役(求刑死刑)が確定して岐阜刑務所に服役中だった大林良太(62歳)が自殺した。阿部祐太朗殺害事件では1980年12月に横浜地裁が殺人及び窃盗罪の前科があるにも関わらず事件を起こしており矯正は不可能として求刑通り死刑を言い渡したが1982年2月東京高裁は被害者は1人であるとして死刑判決を取り消し無期懲役判決を下し、1983年4月最高裁判所が死刑を求めた検察側の上告を棄却し無期懲役が確定していた。6月初め、年也は誰かに殺される夢にうなされる時があった、また年也の体には胸と腹にアザがあった、両親によると生まれつきあり原因は不明らしい、アザ自体は害はなく大きくないため年也自身も気にしていなかった、また妹麻衣も兄年也に対して違和感(何処かで会っていた)を感じていた、麻衣「お兄ちゃん、またうなされたの」年也「あぁ!家の戸が開いていて中に入ると男がいて揉み合いになって刺されて現金奪われて通帳の暗証番号教えたら胸を刺されて起きるんだけど、夢に出てきた場所、たしか横浜駅の標識があったような」麻衣「私も変な夢あるよ」年也「麻衣もか?」麻衣「私は病院で入院していて、兄が毎日見舞いに来てくれて、病気がひどくなって死にそうになったところで目が覚めるの、でも夢に出てくる見舞いに来る兄がお兄ちゃんに何か似てる感じがする」、年也「明日その場所行ってみないか?学校もライブ練習も休みだし」麻衣も承諾した。翌日、年也は麻衣を連れて車で横浜へ向うことにした。麻衣「お兄ちゃん、所在地分かるの?」年也「あぁ!横浜駅から北へ100mの場所さ、横浜駅まで100mっていう看板あったし、区名も看板にあったし、北への方角しかその区はない」麻衣「お兄ちゃん、パンクファッション似合ってるよ」年也「そうかぁ、いや」現地に着くと。若山兄妹は驚いた。その場所は更地になっていたが手前に花束添えてあった。年也「ここで誰か死んだのか?」麻衣「そうみたい」通行人「あの人、今ヒットしてる歌手若山年也じゃないか」通行人「ほんとだ、生で見れるなんて、妹麻衣さんもいる。兄妹揃ってみれるなんて」、麻衣「お兄ちゃんファンが」年也「‥‥‥」年也が振り向いて手を振ってあいさつした。通行人が盛り上がる、当時事件を担当した元警察官に確認してみると(待ち合わせ)、1978年2月、あの場所で強盗殺人事件があり歌手デビュー直前の男性が胸と腹を刺されて胸を刺されたのが致命傷となり死亡しており、犯人は最高裁判所で無期懲役が確定し先月刑務所内で自殺していたことがわかった。年也「被害者の刺された場所、夢