輪廻転生

前世療法、かつての仲間との再会

6月20日、若山兄妹は前世に関する番組に出演し、テレビ取材の元、前世療法を受けることになった。 翌日、若山兄妹はある有名な前世療法の一任者、進藤由里枝氏をの元へ、最初に妹麻衣への前世療法が始まった。進藤「あなたの前世は何年前ですか?」麻衣「25年くらい前」進藤「場所は何処ですか?」麻衣「都会、日本の横浜です」進藤「名前はなんですか?」麻衣「阿部理子」進藤「理子さんね」麻衣が苦しいと言い出す、進藤「何が起きたのですか?」麻衣「病気」進藤「どんな病気ですか?」麻衣「小児がん」麻衣「学校にも行けず入院生活、つらい」麻衣「兄の祐太朗が毎日見舞いに来てくれてる、ガンはどんどんびどくなっています」麻衣「病院で年を越しました、外出許可が出ませんでした」進藤「西暦に直すと何年ですか?」麻衣「1976年から1977年です」、この時、年也は驚いていた。何故なら?麻衣の前世の理子の兄が阿部祐太朗であること、しかも横浜で同姓同名で同じ世代では他に該当者はいない。そう麻衣の前世は1978年に起きた強盗殺人事件の被害者阿部祐太朗の妹であった。年也「マジかよ、殺される夢や胸や腹のアザを考えればオレが阿部祐太朗の生まれかわりの可能性が高いな、オレと麻衣が前世でも同じ兄妹なのか?もしそうなら凄い幸運だな」、麻衣「年明け急速にびどくなり、ほとんど寝てます、兄に何か伝言を残しました。その時兄が泣きながら、何か言っています」進藤「何と言っているのですか?また伝言とはなんですか?」麻衣「はっきり覚えてませんが生まれ変われるならまた兄の妹として生まれ変わりたい、歌手になる夢を叶えて欲しいと伝言を残しました、兄がその時何を言っていたかは分かりません」、前世理子の伝言に年也は涙をこらえていた、年也「麻衣‥‥‥」、麻衣「伝言を残して、意識が遠のき兄が何か言っている最中からわかりません、次に気がついたときには花畑にいました。その後のことは覚えていません」進藤「終わります」、こうして麻衣の前世療法が終わった。
次に兄の年也の前世療法が始まった。 進藤「何年前ですか?」年也「25年くらい前」進藤「名前はなんですか?」年也「阿部祐太朗、場所は横浜」年也「2月頃から妹の体調が悪いみたい、3月頃に病院に両親と行くと小児がんとの宣告が、かなり進行していました。若いこともあって進行は速いようです」年也「この頃にとある歌手のライブを見に行きました。そして歌がすきになり歌手になるべく毎日歌やピアノやギターの練習しました、それから1年半程でかなり上達していました。
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