輪廻転生

遊佐子、前世の家族との再会

2001年6月中頃、遊佐子は前世佐藤理恵の家族に会ってみたいと思っていた。年也に相談し、年也は遊佐子の前世佐藤理恵の家族を探すことに、再び遊佐子の前世療法を行い、手掛かりを集めた、2ヶ月後、佐藤理恵の家族の特定に成功した、佐藤理恵の実家は沖縄にあった。佐藤理恵は白血病に冒され1975年4月に17歳(高校2年生)で亡くなっていた。家族と連絡を取り合い、面会は9月5日に決まった。
8月14日、若山家、年也「遊佐子、家族との面会が9月5日に決まったよ」遊佐子「あと3週間弱か、何か?久しぶり、私」年也「26年ぶりか」遊佐子「26年、長かった」、遊佐子は帰宅後、英明「遊佐子、来月5日、前世の家族に会いに行くらしいな」遊佐子「うん」英明「26年ぶりの再会か?死別して会えるなんてミラクルだな」遊佐子「でも私、佐藤理恵じゃない、容姿も性格も別人だし」英明「名前、容姿いや全てが変わっても魂は同じさ」遊佐子「魂、そうね」、9月5日、年也と遊佐子、番組スタッフが羽田空港から沖縄へ向かった、午前11時半過ぎ、那覇空港に到着し、昼食を取り、実家のある那覇市郊外へ向かった、車内、遊佐子「26年ぶりに家族に会える」年也「遊佐子」、実家に到着、佐藤理恵の母静香(68歳)が応対した。静香「佐藤理恵の母静香です」、年也「若山年也です、こちら番組スタッフの篠原研太とカメラマンの会田哲文です」会田「会田です」篠原「篠原です」年也「今付き合っている同じ大学の日比野遊佐子さん」遊佐子「日比野遊佐子です」、静香は遊佐子を見た瞬間、何処かで会ったような感覚にとらわれていた、もちろん、今日会ったのが初めてであり初対面となる、静香は家の中に案内した、遊佐子は静香が案内する前に家の間取りを言い当てた、静香は驚いていた、年也達から内容は聞いて知っていたが半信半疑だった、静香「この子が理恵の生まれ変わり、まさか?」仏壇には佐藤理恵の遺影が飾ってあった、そして遊佐子が前世佐藤理恵に関して記憶に有ることを全て話した。遊佐子が話したことは全て真実だった。遊佐子が話した内容の中には家族以外知らないことも含まれていた。静香は遊佐子が佐藤理恵の生まれ変わりであることを信じるしかなかった、遊佐子「お母さん」静香「理恵、26年長かったね、会えてよかった」遊佐子「お母さん」、遊佐子と静香は泣いていた。遊佐子(理恵)と静香は26年5ヶ月ぶりの再会となった。父親は昨年、病気で74歳で亡くなっていた。すると弟知之が帰ってきた、知之「姉貴」遊佐子「知之」年也「知之さんはおいくつですか?」知之「俺は40だな」知之「日比野さんはいくつ?」年也「今年で自分と同じ21歳です」知之「そうか19歳年下の姉貴か」知之「日比野さん、いや姉貴、26年の空白埋めていこう」遊佐子「知之さん、うん」、理恵が眠っている墓地に向かった、墓地は実家から車で10分
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