輪廻転生
ほど走ったところにあった。静香が案内した。篠原「あった。佐藤家の墓、佐藤理恵、1975年4月17日、享年17、和彦、2000年11月2日、享年74歳」年也「今年が2001年だから26年も前か、オレ生まれてないしな、ってか阿部祐太郎で路上ライブやってたな」静香「遊佐子さん」遊佐子「静香さん」静香「あの時はごめん、助けること出来なくて」遊佐子「いいのよ、母さん」遊佐子「私は佐藤理恵じゃない、日比野遊佐子なの、過去と決別出来た感じ、でも静香さんが前世の母親なのは事実、これから静香さんや佐藤さん家族と一生助け合って生きていく」静香「遊佐子」遊佐子「静香さん」年也「遊佐子、グッド」、寝ていた息子典政が起きた。遊佐子がミルクとお茶を与える。典政が再び寝る。遊佐子「寝顔、かわいい」年也「典政、昨日寝るの遅かったからな」静香「聞いてなかったけど子供、何歳ですか?」年也「生後4ヶ月です」、年也達は一泊し明日帰宅、同日夜日比野家、百合「ねぇあなた、やっぱり遊佐子に前世の家族との再会は本人が辛いんじゃあ?」英明「お前が弱気になってどうする?」英明「あいつは大丈夫だよ」百合「ぇ?でも」英明「あいつはオレとお前の子だぞ、そんなやわじゃねぇよ」英明「あいつや年也君が辛そうだったら助けてやらりゃあいいじゃねぇーか」百合「あなた、そうね」英明「それに前世佐藤理恵の人生を見つめ前世と決別し日比野遊佐子として人生を歩んでほしいんだ」、沖縄、年也達は佐藤理恵の実家で一泊した。同日夜、遊佐子が寝ている典政の顔やお腹をさする、遊佐子「かわいい」年也「遊佐子、エロいぞ」典政が起きた、典政「ん‥‥」年也「起きちゃった」遊佐子「のりくん」遊佐子が背中をさすると典政は寝付いた、遊佐子「年くんのほうがエロいよ」、年也「エロくないって」年也「典政、かわいいな」、翌日、年也達は帰宅した。2日後、息子典政は遊佐子の自宅にいた。1ヶ月おきに若山家と日比野家を往復している。夜、典政が起きて泣いていた。遊佐子が典政をあやしてトイレとお茶を済ませると落ち着いた。遊佐子が典政のお腹を触る、典政が少し嫌がった、遊佐子「かわいい」百合「遊佐子、典くん嫌がってるでしょ」遊佐子「分かってるよ」百合「遊佐子は昔からスケベなんだから、年也さんにしたら嫌がるわよ、ほどほどにしなさいよ」、その頃、年也がライブを終えて遊佐子の家に向かっていた、東京アクアラインを通過した。年也「遊佐子、スケベだけどいい彼女だな」、夜9時過ぎ、クルマのエンジン、遊佐子「あ年くんのFDの音だ」百合「年也さん、来たよ」遊佐子「うん」遊佐子の弟誠二(18歳、高3)「若山さんのクルマ見てこよ」年也「誠二さん」誠二「クルマ見ていいですか?」年也「まぁいいよ」誠二「メーター300まであるし」遊佐子「年くん」年也「エロ遊佐子だ」遊佐子「エロ年也だ」誠二「姉貴、スケベだもん」遊佐子「エロ誠二」年也「典くん」典政「ん…わ、ん」典政が遊佐子の膝の上に乗ってきた、遊佐子が典政を抱っこする。典政は遊佐子の母乳を飲む、遊佐子「気持ちいい」典政「んあ」遊佐子「私と年也君の子供」年也「典政、体調はどう?」遊佐子「今のところ、健康よ、ちょっと年也君に似てきてるかな」年也「どこ?」遊佐子「ちょっと泣き虫なとこかな」年也「泣き虫じゃないて」典政が泣いた、遊佐子はオムツを換える、泣き止む、遊佐子「年也くん、ありがとね、前世での悪い流れ絶ちきってこうやって幸せになれた」年也「まぁな子どもも生まれて最高だな、典くんかわいいな」典政が遊佐子と年也の方を見ていた、典政が遊佐子に寄りかかった、典政「んま!?ん」年也「甘えてる、かわいい」遊佐子「典くん」遊佐子は典政を寝かせる、典政「ん…あ…んあ」遊佐子が典政の背中をさする、典政「んん」年也「かわいいな、典政」典政が寝た。