輪廻転生
剥奪した冥界極派動拳を無意識のうちに復活させたと思われるが、まぁ追い詰められてそれまで以上の能力を発揮するってよくある話だろ、それと同じ感じじゃないかな」部下「なるほど」子閻魔「冥界極派動拳自体、謎の多い能力なんだ、未解明であるがゆえ、防衛隊関係者ならまだしも人間が使えばどんな副作用、反動が起きるか分からん、最強の悪魔さえ倒せる最強の能力ゆえに極めてハイリスク、諸刃の刄なんだ」子閻魔「阿部にはもう1つ別の能力がある」部下「もう1つって?」子閻魔「氷の操作能力」部下「氷の使い手」子閻魔「能力がたぶっているとは相当だな」部下「こりゃあ防衛隊と互角に渡り合える戦闘力」子閻魔「剥奪しなくては」調査を終えた部下が戻ってきた、部下「調査結果を報告します」子閻魔「頼む」部下「阿部祐太朗が冥界極派動拳を習得したのは2300年ほど前になります」子閻魔「2300年前か、続けてくれ」部下「41代前の前世になります。その時、彼は有名な霊能力者でした。彼はいろいろな悪魔や霊、さらには霊界の関係者と接触していました、その時に何らかの要因により遺伝したと思われます、しかし人間界では使えず死後も冥界極派動拳を受け入れるだけの器が彼にはなかったため霊界も見過ごし300年後の悪魔事件で彼が冥界極派動拳を発動させたため霊界側が察知し剥奪したという経過を辿っております」子閻魔「なんてことだ?300年も見過ごしていたとは、その間に悪用されなかったのが不幸中の幸いだな、けしからんな」部下「それにしても、また剥奪しても、復活されたらキリがないんじゃ、これじゃあいたちごっこになる」子閻魔「わかっておる、仕方ないこれしか方法はない」、祐太朗たちの世界では、2月20日、江崎が仲間を集めていた。江崎は武器弾薬を補充しに行く作戦を説明した。祐太朗「作戦って大げさ過ぎないか、ただ取りに行くだけだろ」大山「何だとテメェ!リーダーの作戦にケチつけるってのか?あぁ」祐太朗「本当じゃねーか?」祐太朗と大山が外に出て喧嘩を始めた。大山が槍で祐太朗に襲いかかる。宮川「何やってんだあいつら」江崎「しばらくほかっておきなさい」、祐太朗の体から青白いオーラが、大山が慌てて止まると、祐太朗「何だ?これ?」、大山「構わん、しばいたるー」、大山が再び走り出す。祐太朗「伸びろ、氷剣」、祐太朗の手から氷の剣が出現した。大山「何」祐太朗は大山の槍を氷剣で受け止めた。祐太朗が氷剣で大山の槍を弾いて間合いをとった。大山「クソ」宮川「何なんだ!あの剣は?大山の攻撃をあんな簡単にブロックしやがった」江崎「やはり、思った通りだったな、間違いない」