輪廻転生

目覚めた奥義、冥界極派動拳

翌日、祐太朗は屋上に1人でいた。 祐太朗は気付いていた、自分の隠された能力(冥界極派動拳)に、そこに江崎がやってきた、祐太朗「江崎さん」江崎「阿部、お前、冥界極派動拳の持ち主だったんだな」祐太朗「すまないな、危険な能力で」江崎「気にするな、他のヤツなら、悪用を考えれば敬遠するがお前なら信用出来る、阿部」祐太朗「リーダー、あぁ仲間のために使わせてもらう」、祐太朗が話し始める、祐太朗「今から2300年程前、41代前の前世、オレは当時有名だったアメリカの霊能力者だった、ある日、指名手配中の悪魔から霊界の冥界の章という文章を手に入れたんだ」江崎「冥界の章?なんだそれ」祐太朗「それは、冥界極派動拳を習得するために必要な文書なんだ、例えるならば車の改造をするために勉強する書籍や本みたいなもんさ、その文書を悪魔が霊界から盗んでオレに持ってきたのさ、たまたまだけどな、オレは文書の入手の条件として、悪魔の仲間に入ることになった、しかし死後の世界は広い、結局それから300年あまりその悪魔とは会わなかったが、しかし300年後、ばったりあったのさ、しかしオレは悪行の片棒を担ぐことは出来ずにヤツを裏切り、互いに冥界極派動拳を使い激しい戦闘の末、ヤツを破り、霊界に突きだしたのさ、でもオレも共謀未遂に問われたが文書返却と冥界極派動拳の剥奪を条件に罪が免除されたんだ」江崎「なるほどな、でも悪魔の正体って?」祐太朗「悪魔は人間の残留思念さ、霊と魂は全く別だからさ、魂は自分の意識、霊は気持ち、霊には意識がない、つまり、転生して魂は別の肉体に移っても前世の霊は自分の意思とは関係無く浮遊するってわけさ」江崎「なるほど」祐太朗「悪魔は人間や動物の霊が悪霊化して、さらに成り下がって悪魔に変わる」祐太朗「2000年前に冥界極派動拳を使ってすぐに剥奪後、それ以降冥界極派動拳とは無縁だったがついに2000年ぶりに復活してしまった、どうなるんだよオレは」、江崎「普通だよ、俺たちと同じさ、冥界極派動拳なんか関係ねーよ」、翌日、祐太朗がピアノを弾きながら1人で歌の練習をしていた。渡辺「完璧じゃないかアンタ」祐太朗が振り向くと、祐太朗「あなたは?」渡辺「私は渡辺真里江」祐太朗「俺は阿部祐太朗、生前は歌が好きだった」渡辺「私も同じよ」祐太朗「そうか」渡辺「一緒に演奏しないか」祐太朗「いいよ、互いに共通の趣味だもんな」、祐太朗と渡辺が演奏していると、江崎達がやって来た、江崎「うまい、2人とも」大山「プロかよ?阿部も渡辺も、すごいな」坂本「いい曲だな」、祐太朗「江崎さん、みんな」祐太朗と渡辺はそれから3曲演奏した。大山「相変わらず、スゲー野郎だぜお前は?」祐太朗「まぁな」渡辺「最高だったよ、また一緒に歌おうな」祐太朗「もちろんさ」
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