狼に狙われた少女【完】
『でも、優しい聖は好きだよ。』
気付いたら、好きになっていた
「……っ//。」
ニコリと笑って、背の高い聖を見上げれば……
えっ………
どうして?
そんなことで、顔が赤いの?
もしかして……
『熱があるんじゃないの?』
マネージャーだから、選手の体調管理はしなくちゃいけない
熱だったら、早く家に帰らさなきゃならない
顔が赤いのだから、熱に決まっている
すっ、と聖のおでこに手を重ねようとすると