狼に狙われた少女【完】
ガラガラガラ
「先生いますかー?」
私を横抱きにしながら、保健室の扉を開ける
腕に筋肉がついついて
その腕に抱かれているなんて……
それだけでキュン死にしそう
「あっ!黒川君じゃない。」
「先生、この……」
「丁度よかった。私今から出張なのよ。」
聖が手当てして、と言おうとしたみたいだけど
「ここの薬品適当に使っちゃっていいからね。それじゃあ。」
「え……さようなら。」
阻止されたみたい