狼に狙われた少女【完】





『んっ………。』




息ができない……




うっすら目を開ければ



唇を塞がれていた




それも




―――聖の唇に







チュッとリップ音をたてて、私と聖の唇が離れる





私の本音を聖にぶつけたのに





どうして………





『どうしてこんなことするの?』





「俺がしたいって望んだから、じゃだめか?」





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