あなた星


とりあえず、逃げるのに
一生懸命だった私は、今、自分
がどこに居るのかも分からない
状態だった。


でもここは多分二棟の廊下…。
廊下の窓が開いてて、そこから
春の匂いが入り込んできた。
太陽の光が入り込んでいる。


とても気持ちくて、暖かくて
春に包まれてた。


私は、誰もいない廊下から
窓の外を見てみた。


そこからの景色はとてもキレイ
で一瞬でここが気に入った。


私はその場に座り込んだ。


キーンコーンカーンコーン
授業を終わるのを知らせる
鐘が鳴った。





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