あなた星



行く宛も無かったから私は
図書室に行くことにした。


図書室は確か…二棟の三階
だった気がする。
私は渡り廊下を渡って、
二棟の三階に来た…はず
なんだけど、 ここどこ!?


誰も居なくて、ここがどこ
だか分からない。近くにある
のは・・・特別室
えぇ、どこ?ここー。



「スミマセン」
と後ろから声がした。

突然の出来事だったので私は
「え、わぁっっっ!!!」
と、大きい声を出した。


「え、えぇっ!!
あ、わりぃ。いきなり
話しかけて…その道聞きたくて」
と男の子が話しかけてきた。

「あ、いえ。わ、私こそ
ごめんなさいっ!その
いきなりビックリしちゃって」


「あ、あれ。君、同じクラスの
ふう?ちゃんだよね…。」
と言いながら男の子はちょっと
恥ずかしそうにした。



< 9 / 27 >

この作品をシェア

pagetop