冬に降る涙の雨。
「…す、すまん…」
落ち込んでる様子のカナちゃん。
う、シュンとしないで……!!
私が悪いことしたみたいじゃん。
「じゃ、じゃあカナちゃんはお味噌汁注ぐお茶碗と、ご飯よそうお茶碗を用意してくれるかな?」
「うん!!」
な、なんかコレじゃ私が年上って言うか……
苦笑いを浮かべながら、裾を捲った私はジャガイモを洗う。
これからは、お手伝い遠慮しよう。
私は強く思ったのだった。
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