冬に降る涙の雨。


それから、あっと言う間に食べ終わりお風呂へと向かった。

お風呂では、私にしては遠慮がちに30分という短い時間で上がった。


お風呂から上がると、食器などは片付けられており、すぐにカナちゃんがやってくれたんだとわかった。


そんなカナちゃんはと言うと、慣れない作業に疲れたのかテーブルでうたた寝。

また、カナちゃんの寝顔。
案外、他人に気を許すタイプなのかな?

カナちゃんの向かい側に腰掛け、ひじをついて見つめる。


まつげ、長い。
鼻、筋が通ってて高い。
唇、薄くて綺麗できりっとしてる。
キメの細かくて、綺麗な肌は今までに肌荒れなんて経験したことのないようだ。

日に焼けて少し焦げたような茶色の髪、だけどそれは全然傷んでなくて。


見れば見るほど、カッコいい。

これは、神さま差別しすぎでしょ。
私みたいな一般人が無料で見れるような代物じゃない。


それくらい、カナちゃんは完璧。



< 59 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop