コルニクス
「やっぱり隊長と副隊長が一緒に配達行くのはまずいかな~?」
クルシオさんがクリュさんの顔色を窺いながら言う。
「は?誰が副隊長だって?」
「じゃあキャプテンとエースにする?」
「何のエースだ!この馬鹿クルシオ!!」
クルシオさんは「パイロットのエースに決まってるじゃ~ん」とおどけてみせる。
昼食のあとすぐにサートゥルヌス・ファミリアの少将が直々に謝罪しに来たり、
ユピテル・ファミリアから謝罪の代わりに米俵が届いたりした。
サートゥルヌスの少将には、クルシオさんが慣れない感じで一生懸命対応していて、笑えてきてしまった。
私は一人、怪我人の部屋をノックし、覗いてみた。