コルニクス
「お前は怪我人だろーが」
「だってこの右腕全然痛くねーんだもん!」
「じゃあ靭帯でも切れてんじゃん?」
「え゙…不吉なこと言うなよ…」
2人のやりとりも大分名物になってきたなあ…なんて思っていると、
ステルラが小声で話しかけてきた。
「ちょっと来てくれない?」
私は頷き、ついて行く。
行く先は、初めて入るステルラの部屋。
可愛らしい水色の暖簾をめくる。
中はまさに女の子らしく、ブルー系で統一されていた。
でもぬいぐるみなんかが沢山あるわけではなく、清楚な落ち着きのある部屋だった。
ステルラはベッドに腰かけ、横を手でぽんぽんと叩いて私に座れと促した。