コルニクス
クルシオさんとペアを組もう!
そしたら必然的にステルラとウィンクルムさんがペアになる!
私はクルシオさんの部屋に足先を向けた。
コンコン─────────。
クルシオさんの部屋のドアをノックするのはこれで2回目。
1回目はクロのこと聞きに来て、ステルラにつかまって、いきなり初フライトなんて流れになったっけ。
「どーぞー…」
心なしか落ち気味なクルシオさんの声が聞こえる。
ドアをおもいきり開ける。
「クルシオさん!」
「お、セル…?」
私は気迫負けして驚いているクルシオさんのいるデスクに、つかつかと歩み寄る。
「配達のペア、私と組んでもらえませんか!」
「…え、誰が?」